某所でイラスト講師の仕事をさせていただきましたので、
その時のことをまとめてみたいと思います。
※業種や身元バレ等するのも何なので、
完全な嘘にならない範疇で、
業界用語の言い換えや脚色がある点はご了承ください。
軽率にお仕事を手に入れてしまう…
社員「いなかみ君は普段家で何やってるの?」
私「めっちゃお絵描きしてます!!ウッス!!
イベントも出てるッス!!絵描きの天下一武道会的なヤツっス!!」
社員「(中略)じゃあイラスト教えるワークショップ的なのやってよ」
私「 ウッス!!ウッス!!(おいおい、マジか!?!?)」
そんなわけで、
軽率にもイラストの講師的な仕事をゲットしてしまったのでした。
ちなみに、「イラスト講師」として
業務委託を請け負ったわけではないので、
普段の仕事の一環としての業務でした。
事前準備
当日までに打ち合わせとか色々したり考えたりした事の記録です。
何をするにも下準備が一番大事!!
教える対象層
絵のレベルで対象者のゾーニング等は一切していないので、
中学生レベルの人から、そこそこ描ける人、普段から描いてる人まで
玉石混交が予想されます。
授業スタイルで一斉にやるのは、
「 レベルが高すぎて付いて来られない」や、
「 知ってることを延々やられても( ´_ゝ`)ツマンネ」を生むだけ。
なのでフリーで自分で描いてもらって、
それで上手くいかないところをコメントしていく方式にしました。
教える内容
私は普段はデジタル萌えイラストレーションがメインです。
しかし PC周りの設備は用意出来ないし、
そこまで高度な事が出来る層は集まらない
との事でした。
まずは紙と鉛筆で模写でも良いので好きに描いてもらって、
それを見て直していく、直し方を教えるという方式にしました。
なので準備することは特にありません!!!w
嘘です。
ビビりなので、 自分では普段描かないジャンルのものも、
どうやって描いたらいいか ざっと予習しました。
この辺はその時にテキトーに検索して模写したりしたものの残骸です。
この方式にした理由は、今まで学校で散々やられた、
「 既に出来るのに足並みを揃えて同じことをさせられるストレス」
を味わってほしくなかったからです(>_<)。
どうせやるなら楽しくやってほしい!!
もう一つの理由は、自分が通っている某スクールがそういう所でかつ、
学習効果が高いと思ったからです。
そこでは現状出来ているモノ(作品、イラストやマンガ)を見てっもらって、
「 ここが足りないのでここをこう直しましょう」スタイルでやっていました。
わざわざ時間を取ってるのに、
「 出来る知ってる話を聞かされ続ける」こともないですし、
質問するジャンル等も問われませんでした。
自分で直したい所をピンポイントで直していけるこの方式は
とても効果的と思いました。
心構え
自分なりに気を付けておこうと思ったことをいくつか。
本人の害になる事はしない
直すところがあるにしろ、
「下手ですね」とか言うだけなら素人でも出来る。
自分もはるか昔にそれに近い事を言われて
めっちゃショックだったので、
そういう事で絵を嫌いになられてしまうと、
とても勿体ない(´・ω・`)。
まずは モチベーションを害しないことは最低限と思いました。
褒める:直すのバランスに留意する
短時間であれもこれも直すのは無理ですし、やりすぎても頭に入っていかないので、
直すのは最も気になる場所を1-2か所程度にすることにしました。
出来ている事は適宜褒めることも念頭に置きました。
プロレベルにならなきゃいけない人達が集まっている訳ではないので、
多少お世辞が入っても、本人のモチベーションを上げる意味合いも込めて。
あとは、自分のレベルもたかが知れている( ´,_ゝ`)ので、
間違った事を言わないという事も気を付けました。
つづく