Windows 10ではモダンスタンバイと呼ばれる
新しい省電力モードが実装されています。
その辺の設定でちょっとハマったので、備忘録的なものを。
参考:ASCII.jp:Windows 10の「モダンスタンバイ」って何?|ズバッと解決! Windows 10探偵団
モダンスタンバイという新しいスリープステート
具体的に今までのスタンバイと何が違うかというと、
- スタンバイ状態のままWiFi接続を維持したり
- メールを受信して通知を出したり
- 音楽再生を続けたり
といった事が出来るらしい。
ただし、 モダンアプリ(UWPアプリ)限定で従来のWin32アプリは対応していない。
うん、タブレットならまだしも、普通のクラムシェル型PCではメリットなし!
そして、ThinkpadX1 Carbonをスタンバイ状態にすると、
確かに今までより復帰は早いものの、めっちゃ熱を持つ。
いちいち休止状態にするのも
復帰に時間がかかる(十~数十秒単位)ので使い勝手が悪すぎます。
しかも、powercfg /aコマンドで
サポートされるステートを調べたところ
従来ののスタンバイモード(S3)はサポートされていないと出ています!?
ThinkPad X1 Carbonでモダンスタンバイを無効にして従来のスタンバイを有効にする
色々いじっているうちに、BIOS設定を変更すれば良いことが分かりました。
やったね。
起動時に Enter>F1でBIOSに入ります。
Power>[Sleep State]の項目を、 Windows 10>Linuxに変更します。
これでS0が無効になって従来のS3スタンバイが有効になります。
表記がいかにも「Windowsはこっちで使え」的な雰囲気で
最初は何が変わるのか分かりませんでしたが、
実態はそういうことです。
変更してもWindows 10のまま使えます。
スタンバイからの復帰は少し(数秒)遅くなりましたが、
スリープ中に発熱することもなくなりました。
やったね!