エクスプローラのプロパティウインドウに、以前のバージョンというのがあります。
これはシャドウコピーを使って過去のバージョンのファイルを復元出来るというもので、誤って上書きしたファイルを復元したりと、使い方次第では便利に使えます。
ところが…
Windows11 (22H2~23H2)は何故かこの機能が使えない!!!
色々調べたらどうやらバグらしいと…
以前のバージョンに何も表示されないのはバグ
英語フォーラムですが、以下が一番詳しく書かれていました。
そして24H2のプレビュービルドでは直っているので、次期リリースでは恐らく直るのでしょう。22H2でこれに遭遇してWindows10に戻して、23H2で直ったら移行しようと思っていたものの、そこでも放置され続けてやっとですよ…
24H2になるだろうInsider Buildではこの問題は修正されています。
やや古めのバージョンなので、23H2の表記。今の最新版は24H2と表記されています。
何が起こっているのか
「シャドウコピーの作成自体は正しく行われるが、シャドウコピーの一覧を取得する部分がバグっていて、表示されない」ということらしいです。
先のスクリーンショットでは、以下のコマンドラインでシャドウコピーを作成しています。
wmic shadowcopy call create volume=C:\
とりあえずの回避策
Microsoftからパッチが出ていれば一番なのですが、発見出来ず&ここまで放置されてると期待薄…
24H2のプレビュー版を使えばそっちでは直っていますが、本番環境で使うにはちょっと勇気が居ります。
こちらのShadowExplorerというソフトを使うと、こちらでは正しく表示されます。エクスプローラーのように直接ファイルを開いたり出来ないので、使い勝手はやや微妙ですが、全く使い物にならないよりははるかにマシです。
1年以上放置された後、やっと修正される
と思っていたら、やっと直ったようです。
Windows 11 23h2, Build 22631.3447 aka cumulative update April 2024, finally fixed in the official version of Windows 11.
結論
MSは早くバグを直してくれ